地域公共政策士
地域公共政策士は、大学院レベルの資格です。
資格の概要
地域公共政策士資格教育プログラムは、高度な専門知識を身につけ、実践的に地域課題を発見・解決するプロセスを体系的に学ことができるプログラムとなっています。
地域公共政策士の取得には、プログラム実施機関の提供する「地域公共政策士プログラム」と「キャップストーンプログラム」、COLPUの提供する「特別講義」の3つのプログラムの修了が必要です。プログラム実施機関によって、地域政策や政策能力、対話議論能力、環境まちづくりなどのテーマが設定されています。
地域公共政策士の3つのプログラム
地域公共政策士
プログラム
政策の形成・分析・実施・評価など地域政策を考える学習を重ねます。
各プログラムに応じた政策テーマを設定しています。
キャップストーン
プログラム
地域公共政策士プログラムの総仕上げとして、政策現場でチームワークで課題解決に取り組みます。
特別講義
地域を見る視点や公共性について考え、地域公共政策士にとって共通して求められる公共心について学びます。
※「地域公共政策士プログラム」と「キャップストーンプログラム」はプログラム実施機関で提供し、「特別講義」はCOLPUで提供しています。
地域公共政策士に共通する学習アウトカム
地域公共政策士で身につく力
6つの力を育成することを目指しています。
- 地域問題の分析力と課題発見能力
- 専門的知識から地域政策を企画立案する力
- 専門的視点からの政策提言能力
- チームリーダーとしてプロジェクトをマネジメントする力
- 地域公共人材として求められる公共心
- プロジェクト全体をまとめる力
地域公共政策士資格教育プログラムの修了要件
- 地域公共政策士プログラムに設けられた科目を受講し、10ポイント(5科目100時間以上)を獲得する。
- キャプストーンプログラムから8ポイント(80時間以上)を獲得する。
- COLPUの提供する特別講義を受講し、2ポイント(20時間以上)を獲得する。
※01と02は、プログラムの実施機関で受講します。
※2ポイントは、2単位に相当します。
地域公共政策士資格取得までの流れ
Step 1
履修登録
希望するプログラム(地域公共政策士プログラムとキャップストーンプログラム)に設けられている科目の履修登録をします。
Step 2
受講と単位取得
地域公共政策士プログラムとキャップストーンプログラムの修了に必要な科目を受講し、プログラム修了に必要な単位(ポイント)を取得します。
Step 3
成績証明書とキャップストーン提言書の提出
資格申請に必要な書類を各実施機関で取得し、COLPUに提出します。
Step 4
特別講義の受講申請
特別講義の受講申請をCOLPUに申請します。
Step 5
特別講義の受講
特別講義を受講し、評価を受けます。
Step 6
COLPUへの資格の申請
地域公共政策士資格申請書を資格認定機関のCOLPUに提出します。
※資格申請手数料として、13,200円が必要です。
(資格申請は、実施機関によって異なります。詳細は実施機関で確認してください。)
Step 7
資格認定
「地域公共政策士資格申請書」と資格申請手数料を確認後、ご住所に「資格認定書」を郵送します。
地域公共政策士資格教育プログラム実施機関とプログラム
プログラム実施機関 | プログラム名 |
---|---|
京都府立大学大学院 公共政策学研究科 | 政策能力プログラム(応用) |
同志社大学大学院 総合政策科学研究科 | 「地域公共マネジメント」履修証明プログラム |
同志社大学大学院 総合政策科学研究科 | 「食農政策士」履修証明プログラム |
琉球大学大学院 地域共創研究科 | 地域公共政策カリキュラム |
龍谷大学大学院 政策学研究科 | 地域政策形成能力プログラム |
龍谷大学大学院 政策学研究科 | 〈つなぎ・ひきだす〉対話議論能力プログラム |
龍谷大学大学院 政策学研究科 | 環境まちづくり能力プログラム |
佛教大学 | 地域公共政策士実践力養成プログラム |
キャップストーンプログラム実施機関
- 京都府立大学大学院 公共政策学研究科
- 同志社大学大学院 総合政策科学研究科
- 琉球大学大学院 地域共創研究科
- 龍谷大学大学院 政策学研究科
これまでの資格取得者
地域公共政策士は、これまで42名の方が資格を取得しています(資格取得者は2023年3月時点)。
資格取得者は、官公庁、民間企業、各種団体などで活躍しています。
資格取得者の声
- 地域公共政策士と名乗ると、関心を持って話をきいてもらうことができました
- さまざまな立場の人の中で、共に課題解決策を企画し、場を運営する意識を持つことができました
- 地域活動についても他人ごとではなく考えられるようになりました
- 特別講義を受け、公共とは何か自分の考えを持つことができるようになりました
- 政策士の仲間と共に勉強会や交流会、まちづくりにかかわることができました
- プログラムで学んだことが、勤務先の公共施設の運営に役立っています
- 住人と行政といった視点の違いを客観的にみられるようになりました